超高齢社会で安心して暮らすために
4月15日の昼下がり「理想の暮らしを語る会シンポジウム」がありました。
理学療法士の菊山佳昌さんと西部地域包括支援センターの玉井功輔さん元民生委員の伊東武夫さんがパネラーで参加してもらいました。
2025年団塊の世代が後期高齢者になっていく超高齢少子化多死社会に入ってきます。今、関係者の中では医療介護などの他職種連携が進められてきています。
今回のパネラーの理学療法士の菊山さんは「病院から帰ってからのその人の暮らしに想いを馳せておられ、地域に出向いていってやれることはないかと語っておられました」これはますずがわ神経内科クリニックが目指す、「患者が病気とともに歩み患者自身の人生の価値をより高めることをサポートすることが当クリニックの役割です」と同じ考え方のようでした。 このような思いの人達の連携が進む中、同時に表裏一体のものとして、われわれ患者、生活者が医療や介護従事者だけの問題としないで、自らが、どこでどのように生き、どのように死んでいきたいかということが問われていると思いました。
玉井巧輔さんは認知症患者への対応の歴史を詳しく紹介してもらい、認知症になっても安心して暮らせる社会の実現を熱く語っておられました。
長く民生委員をされていた77才の伊東武夫さんは「これからは自分の属する組織を守るのでなく囲いや隔てを取り除いていく中で出来てくる地域社会をとうとうと話されその情熱に心打たれました。
今回のパネラー青年2人後期高齢者1人の話を聞きながら、参加者の質問が途切れることなく続いた熱い2時間でした。