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逝く人、送る人ともども心の世界が・・・

7月公開講座”死んだ時、どうしてほしい”が、7/9(土)合同墓地”ニルヴァーナの森”をつくった鈴鹿宣隆寺住職ゆはずさん、海洋散骨で送り人を任じる柳川真一郎さんのお二人にきていただき、具体的な説明やそこでの体験談など語ってもらった。

会場は鈴鹿カルチャーステーション。 ”死”の話題にもかかわらず、30人を越える参加者があった。

宣隆寺住職はお寺が檀家だけのものでなく、広く地域の人たちと身近にありたいと考えてきた。

垣根をなくし、オープンな感じにして、合同墓地”倶会一処”には寝釈迦仏を手彫りした。

「誰でも、受け入れできますよ」 寝釈迦の下にお骨が入れば、いずれ自然に還れます。 年2回の永代供養で見守ってくれます。

「海洋散骨は違法ではない」という範囲で認められていと柳川さん。

実際していること。遺骨を預かる~臼で粉にする~ カヤックで沿岸3キロのところで散骨する~そのときの写真など届ける。 青森でも鹿児島でもできる。カヤックをそこまで運んで。 51歳で、会社を辞め、海送舎を立ち上げ、専従している。 「もうかりません!」「生活もできません」 カヤックが好きで、若いときから遺言に海に散骨してほしい」と書いてきた。

妻が、「あんたが死んだら、できないじゃない?」といわれてはっとした。 そこから、彼の人生は転換したのかな? お二人の話のあと、聞いていた人との懇談があった。

「死んだら、あとは残った人に”まかせる”っきゃないよね」 「いや、そうともいえない。逝こうという人はこうしてほしいということは、残った人への愛情の現われかもしれない」柳川さん。 「残った人が、逝った人とどうつながっていくかということもあるね」 「女房が亡くなった。ずっと泣いていた。最近、女房と話をするようになった。

泣かなくなった」 「なんかの形で先祖を供養するというのは、自分一人でいきているわけじゃないと自覚するいい機会ですね」ゆはず住職。 講座のあとも、コミュニテイカフェで懇談が続いた。

9月公開講座は、9月10日(土)13:30~15:30、 鈴鹿カルチャーステーションにて。 ”自分らしく生きる、素敵に最期を迎える --老いて死ぬということは、私の周りのつながりが欠かせないよね  ゲスト あした葉会 伊世利子さん


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